惚れ直したぜ!惚れ直したぜ!:アングリーボーイブラウンエール

10月 3, 2017by Baird Beer

惚れ直したぜ!:アングリーボーイブラウンエール

2017年1月からの新シリーズ「Falling in Love Again ~惚れ直したぜ!シリーズ」を行います!毎月1種類の定番ビールを紹介し、面白いトリビアやストーリーを公開します。

 

10月は、名前の由来を聞かれることの多いあのアングリーボーイブラウンエールを紹介します。

 

アングリーボーイブラウンエール

 

ベアードビールの定番の中でも、特に名前の由来を聞かれることが多いのが、このアングリーボーイブラウンエール。どうしてアングリーボーイなのか?実はこのビールの名前はBryanが子供の頃の彼のニックネームだったのです。小さい時からいろいろなことにこだわりが多く、これと思ったことは貫き通す、そんな少年だったBryan。日曜日に家族で出かけた教会にも、彼の大好きだったアメフトのユニフォームを着たまま行くほど、アメフトが大好きだった彼は、応援するチームが負けた時には、大変なアングリーボーイだったとか。昔からのベアードファンなら覚えている方も多いと思いますが、今の”青い目の侍”のラベルになる前は、アメフトチームのヘルメットと少年時代のBryanの顔がラベルになっていました。懐かしいですね。

 

アングリーボーイのオリジナルラベル

 

さて、肝心のビールの話ですが、ブラウンエールといえば、イギリスの伝統的なスタイル。イギリスのパブでは、リアルエールで提供されるところも多く、一般的には、穏やかで、優しい味わいのビールです。それと比較すると、ベアード版は、スパイシーで、ホップも効いており、かなり尖っています。口に含むと、最初の印象は、モルトの甘さと優しさを感じますが、飲み進むにつれて、フレーバーの複雑さと苦み、そして、ピリッとしたアングリーなエッジを感じてきます。IBUも45あり、ベアードの定番の中では、ライジングサンと帝国IPAのちょうど間くらいとなっています。

 

リアルエール

 

冒頭にもラベルの話をしましたが、これは、オリジナルのデザインを全て変更した唯一のベアードビアラベル。これはまさにBryanの自伝的なビールといってもいいでしょう。小さい頃、大好きだった地元のアメフトチームが最大のライバルにまたしても負けてカンカンに怒っていたアングリーボーイは、成長し、日本に住み、目的を達成するための強さと不屈の精神をもつ大人になりました、とさ。

 

青目の侍

 

このように、ベアードビールは、すべてにストーリーがあります。パーソナルなこと、歴史的なこと、スタイルのこと、いろいろなストーリーに思いを馳せながら造られています。皆さんにも、自分の体験と合わせながら、楽しんでいただけたら幸いです。

 

多くの皆様に、この新しいシリーズを楽しんでいただき、定番ビールに「惚れ直したぜ!」と言っていただけることを願っています。乾杯!

 

ベアードさゆり